大学いも右肩

2003年05月18日

絵本

今からもう20数年も前に幼稚園でもらった絵本を探していました。森の中で、猫が来来軒というラーメン屋を開いている話で、ラーメンがすごくおいしそうに描かれてたのを覚えています。当時の私は、そのラーメンを何度も眺めては食べたい気持ちに駆られていました。
大人になってもその絵本のことが忘れられなくて、また読みたいと思っていましたが、絵本のタイトルを覚えてなくて探しようがありませんでした。そんなある日、ある掲示板で内容しか覚えてない絵本のタイトルを教えてくれるスレッドを見つけました。私は一か八か、そのスレッドに探している絵本の内容を書きました。すると、すぐに返事がきて、「すこし設定が違うけど、その年代からすると「ふしぎなおきゃく」だと思う」と、タイトルと作者の名前を教えてもらいました。「ふしぎなおきゃく」、そんなタイトルだったような気がする。でも、絵本の表紙を見るまではわからない。私は早速、「ふしぎなおきゃく」でHPの検索をしました。すると、見覚えのある表紙が出てきました。帽子をかぶったあやしげな人物(動物?!)がラーメンをすすっている絵です。これぞまさしく私が探していた絵本でした。
その表紙の絵とあらすじを読んで、次第に内容が思い出されました。それはこんな内容です。とんちん軒というラーメン屋にふしぎなおきゃくが現れるのです。そのおきゃくはスープをひとすすりすると、すぐに帰ってしまいます。そんなことが何回も続くので、ラーメン屋の主人がそのおきゃくのあとを追ってみると…。そのおきゃくの正体は猫で、とんちん軒で食べるラーメンをまねて、自分でもラーメン屋を開いていたのでした。
今思えば、この絵本が本好きになるきっかけの本だったかもしれません。そしてラーメンが好きになったのもこの絵本の影響かもしれないなと思います。

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